
1.冬はすきですか?
先週のことですが、クリスマスツリーを見ました。
ハロウィンが終わるとすぐクリスマスムードになる慣行にまだうまくついていけなくて、少しびっくりしてしまいました。
まだ日中は暖かくて、上着を片手に持ちながら見るクリスマスツリーは、冬眠から早く目覚めてしまった小動物のように無防備で、不安そうな感じでした。
僕は、まだちょっと早いなぁなんて思いながら、巨大なツリーを見上げていました。
・・・。
でも冬というのは、結構好きだったりします。
また、年末にかけて、気温の変化に反比例して高まっていく街の賑わいは、いくつになってもワクワクします。
サンタさんからプレゼントを、おばあちゃんからお年玉を、もらってた時の記憶があるのでしょうか。
2.恋の季節ですね。
冬は恋の季節です。(年中言ってるきもするけどw)
クリスマスのプレゼントと違って、恋というのは単純にワクワクするというわけではないかもしれません。
時には楽しかったり、時には苦しかったり、思い出は人それぞれ。
甘酸っぱいものも、ほろ苦いものも、いろいろあるのだと思います。
今日はそんな恋の思い出を、思い出させてくれるサイトを紹介したいと思います。
「恋する名所」
UNITED ARROWS green label relaxingの恋するレーベルというコンセプトから生まれた「恋する名所」。
吉高由里子さんのCMでご存知の方も多いかもしれませんね。
恋にまつわるスポットを紹介すると同時に、そのスポットでの告白の言葉を聞けるというもの。
「名所百景」では、ガイドブックのようにそのスポットの地図と解説、そして「恋メモ」という恋愛にまつわるエピソードを見ることができます。
「あ、昔行ったなぁ」とか「いつか行ってみたいなぁ」と思える所が見つかるかもしれませんよ?
この「名所百景」だけでも十分楽しめるのですが、「告白百景」はもっと面白い。
名所ごとの愛の告白の言葉を聞くことができます。
そしてその言葉に関してどう感じたか、「キュン」「恋だね」「友達から」「大丈夫!」のどれかに投票できます。
異性の告白を見てキュンキュンするもよし、投票結果が高い同性の告白を見て研究するもまたよし(笑)
とりあえず僕はいくつか見て、キュン死するかと思いました。
・・・。
3.恋の記憶というつながり
真面目にサイトの全体をみてみることにします。
すぐに、UNITED ARROWSで取り扱う商品の宣伝がほとんどされていないことに気づきます。
あるのは吉高由里子さんが着ている「恋するコート」へのバナー1つぐらい。
レーベルの公式サイトへのリンクもかなり質素なものとなっています。
集客をして直接ネット販売する目的で作られたサイトでは、決してありません。
また企業風土や、社会貢献をアピールして企業の誠実さを伝えるようなブランディングページとも異なります。
ではこのサイトには、どのような意図が込められているのでしょうか。
・・・。
このようなマーケティング手法について、スターバックスについての以下の文章が参考になります。「(スターバックスは)消費者に「経験」を提供し、ブランドを拡大する。彼らにとって直接の宣伝は、イメージづくりにとっては、かえってマイナス効果となる。 スターバックスのマーケティング担当副社長、スコット・ベドベリーは、「消費者は製品に大きな違いがないことを知っている」と率直に語る。だから消費者に“スターバックス体験”をさせることで、“感情的なつながりを確立”しようとしたのだ」
『ブランドなんか、いらない 搾取で巨大化する大企業の非情』2001年 ナオミ・クライン著
簡単に言うと、消費者は、純粋に「コーヒー」を消費するのではなく、「そこでコーヒーを飲むこと」に付随する、なんとなくかっこいいイメージを消費しています。
主観ですが僕は、スターバックスでコーヒーを飲んでいる人がリア充に見えます。
大雑把に言うとそんな感じなのだと思います。
・・・。
さて、紹介したこのサイトでも、「恋」を使って訪問者との「つながり」を確立しようとしています。
その仕掛けは、まず名所百景。
名所百景では、かなりベタな名所を紹介しています。
それには理由があって、なるべく多くの人が「あ、ここ行ったことある!」と感じてもらうことが狙いです。
僕も最初にこのサイトに訪れた時は、自分が行ったことがある場所を見つけてテンションが2段階あがって、その場所の告白百景をみてテンションが6段階あがりました。
穴場ではなく、敢えて有名な場所を掲載しているのは、読者の「へぇ~」という感心ではなく「懐かしい!」という共感や興奮を得ようとしていることが理由です。
もちろんこれだけでは、「つながり」は確立されません。
そこで告白の場面それぞれで、自社ブランドの服を着せて「UNITED ARROWS体験」させようとしています。
よくドラマや映画で、主人公が身につけていたものが話題になってバカ売れすることがあります。
それと同じように、読者が告白百景で使われている服に何かを感じ、買い求めるように仕向けているのです。
告白百景にキムタクはでてこないのでバカ売れとまでは行きません。
しかし訪問者が共感や思い出に浸っている中で、小さな記憶として残っていれば、同じ物を見たときキュンとした思い出と共に思い出され、購入の確立は高まります。
このサイトでは、訪問者の恋の思い出と、自社のファッションを「つなげる」ことを目的としているのです。
ナオミ・クラインが言うように、そこでは商品を直接売り込むようなバナーは逆に邪魔になります。
風景に溶けこむことが重要です。
それはジャパネット高田のような商品の性能を説明する戦略とは対局にあるものです。
ただファッションというのは、家電の性能のように明確に何が優れているか測れない分野で、論理より感情に訴えるほうが効果があります。
感情を刺激するという意味でこの「恋する名所」は、効果的なプロモーションなのだと思います。
以上、個人的な深読みに最後まで付き合っていただきありがとうございます。
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4.さいごにもひとつ
最後に、もう1つ恋に関するサイトをご紹介します。
(蒼井優について語りたい気持ちを抑えて)こちらは軽く紹介するだけにとどめます。
BEAMS企画のサイトで、蒼井優が踊っています。
かわいいです。
恋をしましょう、1、2、3!
以上。